夏休み親子工作教室
2025年08月01日号(7面に掲載)
ものづくりの思い出/鹿高技専
鹿児島高等技術専門校(黒丸米行校長)は7月27日、鹿児島市の同校で夏休み親子工作教室を開いた。近隣に住む小学生らと保護者約130人が参加。職人に教わりながら、ものづくりの思い出を残した。
今回で10回目を迎えた恒例イベントで、共催は県職業能力開発協会(本坊修会長)。木工やタイルなどの指導員が各教室に分かれて、本立てやモザイクアート、ミニ畳、色紙掛け等の製作をサポートした。
それぞれの親子は、最初こそ緊張した様子だったが、時折笑みを見せながら手仕事を楽しんだ。自分だけの木製品を作った5年生の男子児童は「釘打ちや穴を開けるのが難しかった。うまくできてよかった」と笑顔。保護者は「昨年も別の作品作りに参加した。身近で貴重な体験をできることに感謝したい」と話した。
熟練指導員は「秋の県技能まつりにも来てほしい」と子供たちに呼び掛け、山元成巧氏(山元木工)は「親子の絆が深まれば、われわれのやりがいにもなる」と語った。黒丸校長も「今回もたくさんの参加希望があった。各分野の職人の技に触れてほしい」と話した。