夏休み親子ドボク教室
2025年08月01日号(6面に掲載)
土木の役割学ぶ/県建設技術センター
県建設技術センターは7月30日、鹿児島市の同センターで「夏休み親子ドボク教室」を開いた。午前と午後の部合わせて16組の親子が参加。実験などを通して、土木の役割を学んだ。
今回が初めての開催で、本教室での体験から、子どもや保護者が土木の面白さや役割を理解し、公共事業への親しみと今後の地域づくりに関心を持つきっかけとなることが目的。
参加者は、土木構造物の模型を使った4種類の実験(①トンネルはなぜ崩れない②雨が降って山が崩れるしくみ③土のうの強さの秘密④もつ擁壁ともたない擁壁)や模型製作などを体験した。
児童からは「トンネルはコンクリートでできていると思っていたが、さまざまな工夫によって支えられていることを知った」「今後、トンネルを通る時の見方が変わると思う」との声があった。
同センター建設技術部の大津輝雄企画研究課長は「準備が大変だったが、子どもだけでなく大人も積極的に質問するなど楽しんでいる姿を見ることができてよかった」と述べた上で「参加者が満足できるよう改善しながら、今後も開催していきたい」と話した。