若年者ものづくり大会(造園)

2025年07月30日号(5面に掲載)
若年者ものづくり大会(造園)

牛ノ濵さん(鶴翔高3年)が出場/北造協の田中氏ら指導

第20回若年者ものづくり競技大会が8月3、4日、香川県高松市のあなぶきアリーナ香川などで開かれる。造園職種で阿久根市の鶴翔高校総合学科環境緑地系列3年生の牛ノ濵奏海さんが出場。大会を直前に控えた7月26日、同校で北薩造園業協会の田中高徳会長(阿久根緑化センター)の指導の下、本番に近い形で課題に取り組んでいた。

 同大会は、20歳以下の企業等に就職していない職業能力開発施設や工業高等学校等で学ぶ者が対象。電気工事や建築大工など15職種で行われ、今年は358人、このうち造園は26人が全国から参加する。牛ノ濵さんは、造園技能検定3級資格を持ち、4月から練習に励んでいる。主催は厚生労働省と中央職業能力開発協会。

 造園課題は、日本庭園の基本となるもので、2m×1・5mのスペースに客土を計画高に敷き詰め、四つ目垣(竹垣)を施工し、縁石や敷石を設置。石材を加工して乱張り(石張り)を仕上げ、中木等を植栽する。正確さや出来栄えなどが採点基準となり、標準時間は3時間30分。石材加工は、技能五輪全国大会のメダリストである阿久根市の石工・本翔平氏(ときよし石材)が指導した。

 田中会長は、縁石の曲線が自然に描かれるように並べることや見栄えのする乱張りの石をどう形にするかなどをアドバイス。「会場では緊張せず、自分を信じて取り組んでほしい」とエールを送った。

 牛ノ濵さんは「練習するにつれ、ものづくりの楽しさを知ることができた。石張りなどの時間配分と見栄えの審査対象となる最終整地に気を付け、練習した成果が発揮できるように頑張りたい」と意気込みを語った。

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