体験型で企業説明会
2025年06月11日号(5面に掲載)
地元の魅力発信/鶴翔高校
企業魅力説明会が4日、阿久根市の鶴翔高校であった。同市内に本店または営業所を置く企業17社が、全校生徒約230人に、仕事体験や製品展示など交え、地元で働く素晴らしさを発信した。市内企業への関心を高めようと同市と鶴翔高校が主催した。
説明会は、企業側から一方的に生徒に説明をするのではなく、生徒とコミュニケーションを図りながら、実務に近い形でそれぞれの企業が工夫して行われた。建設業関連からは、野村建設工業、太田電機工業所、濵嶋メタル工業がPRした。生徒は希望する企業の3会場を回った。
太田電機工業所は、太田泰寛社長が「建設業の今と昔」と題した説明の中で、パイプを曲げたり、100V電線を切るなど、最近の工具を使って実演。「材料が鉄製からプラスチック製などに変わり、軽く扱いやすくなったことや道具も電動工具が多種にわたり、工事が楽になった」などと解説した。
同工業所の話を聞いた総合学科アカデミア系列2年生の一人は「出水在住なので、会社を身近に感じた。技術系でなくても入社できることはうれしい」と感想を述べた。