いぶすき　Ｊｏｂツアー

建設業を身近に

高校生を対象にした指宿市主催「いぶすき魅力発見！Ｊｏｂツアー」が５日にあった。建設業も社会的な使命や働きがいなどをアピールし、生徒らの職業観育成に一役買った。

　イベントは、新卒者が同市内で安定した就職先を求めるニーズと地元の若者を雇用したい事業者のニーズのマッチングが目的。17企業に指宿商業、山川、指宿特別支援、頴娃の各校から１３２人が参加した。

　建設コースでは５人が、東水道工業（東日出光社長）、常盤建設（尾辻憲昭社長）、岩野建設（岩野仁保社長）の事務所などを訪問。常盤建設が施工する長崎鼻の現場を見た生徒らは消波ブロックの役割や波の力（自然）の大きさを実感したほか、現場の整理整頓や安全に対する大切さなど、身近で建設業を感じた。

　このあと、岩野建設の事務所を訪問。岩野社長からビジョン「世界に誇れる故郷をつくる」や経営方針「人が集まる企業を目指す！」などについて説明を受けた。社員は「建設業は地図に残る仕事でやりがいがある。若い同僚が多く、働きやすくて、自分の能力を伸ばしてくれる会社」と生徒らに語り掛けた。生徒からは資格の取得方法など熱心な質問があり、「全力でバックアップするので安心して」と応じていた。