「みなとオアシスいぶすき」登録
2025年05月01日号(4面に掲載)
魅力発信し発展に
「みなとオアシスいぶすき」登録証交付式が4月29日、指宿市の指宿港海岸で行われた。国土交通省港湾局関係者らが出席し、港を地域の交流スポットとして登録認定されたことを祝った。県内では3例目となる。
みなとオアシスは、地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するため2003年に制度を設立。住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われる施設として国土交通省が申請に基づき登録する。地方公共団体やNPO、協議会などが主体となって取り組む。
交付式では、国土交通省港湾局長に代わり上原修二海岸防災課長から打越明司市長に登録証が交付されたあと、坂井功九州地方整備局副局長から中村勝信同市観光協会長にのぼり旗が贈呈された。
上原課長は「みなとオアシスいぶすきは年間25万人が利用する港。海岸の再生にも取り組んでおり、この地の魅力をより一層盛り上げてほしい」と挨拶。打越市長が「この事業がスタートして12年が経過し、現在も続いている。全国でまちと海岸が最も近い場所が指宿。認定を機に観光拠点、また魅力が伝わる場所として、みんなで発展させていこう」と抱負を述べた。
最後にアロハシャツ着用セレモニーで互いに固く連携・協力していくことを誓い合った。