県中小企業家同友会総会
2025年04月25日号(4面に掲載)
新代表理事に福留氏/来年度、法人化へ
県中小企業家同友会(上塘裕二・上田平孝也代表理事)は24日、鹿児島市の城山ホテル鹿児島で第38回定時総会を開いた。役員の変更では、相談役理事に上塘代表理事(パルコーポレーション)が就き、そのポストに福留進一副代表理事(現場サポート)が就任。新たな2トップ体制を決めた中、さらなる運動発展に向けて2026年度の一般社団法人化を目指す。
議事では、24年度の活動報告などの6議案を審議し、原案通り可決承認。10年ビジョン(32年の在りたい姿)を踏まえて「激変する外部環境を見据えた企業づくり」などの重点方針を掲げ、各支部や委員会の活動計画を示した。
役員の一部変更では、福留氏を代表理事、森山智普氏(BEEING)を副代表理事、上塘氏を相談役理事に決定。また、同会の歴史的背景や組織概要などから法人格を取得すべき段階にあるとして、26年度に「一般社団法人(非営利型)」の法人格取得へ準備する意向を固めた。
上塘相談役理事は、常任理事(副代表、代表理事)を務めた13年間を振り返り「人に生かされた月日だった。今後も同友会や地域の発展のため尽力していきたい」。副代表理事として共に歩んできた福留代表理事は「人口減少が続く中、選ばれる会社づくりが大切。インターンシップや勉強会などを行っていきたい」と語った。
総会後、全体会と記念講演も開催。山形大学教授が産学連携をテーマに講話したほか、20年間、会員を継続している入来クレーン(入来繁子社長)など2社に対する表彰も行われた。