JA食肉かごしま施設が完成
2025年03月28日号(4面に掲載)
需要拡大に期待
JA食肉かごしまのパックセンターがこのほど南九州市に完成し27日、現地で落成式が開かれた。関係者や施工事業者ら70人が出席し、HACCP対応の施設完成を祝った。
建設地は、南九州市知覧町南別府22361外(南薩工場敷地内)。建物規模はS造平屋建て797.6㎡。国の補助事業を活用し、鹿児島市西別府町にあった施設を移転新築した。輸出強化を念頭に国内外向けのパック肉製造を行う。設計監理は、県経済農業協同組合連合会施設住宅課一級建築士事務所、建築を上東建設、電気設備は九電工、製造請負工事はホシザキ南九が担当した。
神事のあとの式典では、上東建設の上東伸太郎社長、九電工の西谷尚浩鹿児島支店長、ホシザキ南九の五嶋寿社長に感謝状の贈呈が行われた。
JA食肉かごしまの柚木弘文会長は、工事関係者に感謝を述べた上で、「HACCP対応の施設を整備し、消費者に安心安全な食肉を提供できれば」と抱負を述べた。来賓の塗木弘幸市長も「拠点施設ができたことで、国外・国内向けの需要拡大に期待ができる。今後も連携を図っていきたい」と言葉を寄せた。