土木デザインフォトコン
2025年03月19日号(5面に掲載)
最優秀賞に岩下さんら/県建設技術C
県建設技術センター(藤田正之理事長)主催の第13回「かごしまの土木デザインフォトコンテスト」表彰式が12日、鹿児島市の同センターであった。一般の部では鹿児島市の岩下盛路さん、高校生以下の部では守屋咲希さん(加治木高校)がそれぞれ最優秀賞を受賞した=写真=。
岩下さんは、同市下荒田町の中洲通で行われている「東西道路」のトンネル工事現場を撮影し、「2024年 地中の旅」のタイトルで最優秀賞を受賞。「一日も早い開通を願いながら日々尽力されている方々の思いを込めた」とコメント。
守屋さんは、姶良市の思川河口に架かる重富橋に沿う人道橋で撮影。「散歩など、さまざまな人に利用されている橋」と紹介、「つなぐ」のタイトルで受賞した。
県内在住の写真家らが審査。東花行さんは「思いがこもった作品が多かったことに驚いた」と講評。下薗詠子さんは「一枚に込めたエネルギーが強い作品には目が止まる」と述べ、「働く人にも焦点を当ててほしい」と今後に期待を寄せた。
藤田理事長は「甲乙つけ難く、どんな気持ちで撮られたのか」と自身の審査のポイントを話した。
今回、98人から、一般部門に66点、高校生以下の部門に98点の計164点の応募があり、20人(点)が入選。部門別に最優秀賞1点、優秀賞2点を表彰した。