鹿児島建設新聞

総合資格学院 周郷晋輔

Profile

専修大学文学部国文学科卒業後、福岡・天神校の資格指導課に配属となり、ライセンスアドバイザーとしてスタート。熊本校勤務を経て鹿児島校に着任。平成22年に熊本で知り合ったさゆり夫人と結婚、現在男児3人のパパ。趣味は大学時代からの野球。人脈を広げるための飲みニュケーションも仕事に支障をきたさない範囲で欠かさない。好きな言葉は「信念を貫く」。千葉県鎌ヶ谷市出身の38歳。鹿児島校の所在地は鹿児島市山之口町1−30。

66.7%—。これは平成26年度の鹿児島県内一級建築士設計製図試験の同校の合格者占有率。「合格者の半数以上確保は長年の念願だった。これを弾みにさらに高みを極め、目指すは県内合格者の全てを当学院から輩出したい」と意欲を見せる。受講者全員合格の快挙も視野に入れる。このほか、建築士資格取得に向けて県内の多くの団体・企業と業務提携して合格率アップを目指すなど関係機関との連携にも力を入れている。

大学卒業後、福岡、熊本、鹿児島に赴任、九州がすっかり活躍のフィールドになった。〝九州一筋〟の異動も幸いして熊本出身のさゆりさんと出会い、目出度くゴールイン。九州とは切っても切れないが縁ができた。

鹿児島には3年前の4月に着任、営業課長を経て5月から学校長に就任した。九州・山口では、一番若い学校長。「営業課長からの横すべり。たまたまですよ」とはにかむ。鹿児島校としては、過去最高の合格者占有率を達成、士気が上がる。

周郷校長 総合資格学院は、1980年に設立、今年で創立35年を迎えた。優秀な技術者の育成を通じて建設業界に貢献することを理念に掲げて一級建築士、学科、設計・製図の試験では、合格者の半数以上を当学院から輩出するなど合格数日本一のスクールに成長した。こうした背景には、敢えて手間や時間、コストが掛かる「対面指導」を強化、講習カルテに基づいて「わかるまで、できるまで」を繰り返すなどきめ細かな充実した試験対策がある。創業以来、受講生の目線に立った顔の見える対面型指導が高い合格者占有率を導き出していると言える。

一級建築士の全国平均合格率は一次試験が15〜20%、最終合格率は10%前後とハードルが高い難関と言われている。その難関を乗り越えるための各種対策に自信を持って挑んでいる同学院の取り組みがある。

「どうしたら社会、業界、地域に貢献できるか。大局的には、この使命を果たすために何が求められているか、何をしたらよいかを日々追求する中で実践することが大切。現状維持は後退。常に新しいことへのチャレンジをモットーにしています」と、周郷学校長。先を見据える目は真剣だ。本年度から始まった構造設計一級建築士、設備設計一級建築士、建築設備士講座にも「一級建築士合格後に更なるステップアップとして資格試験に挑戦できる枠が拡がった」と意欲を見せる。

どうしても3Kの職場イメージがつきまとう建設業界。少子高齢化のあおりを受け、減少傾向を見せる建設技術者。その確保策は緊急の課題。工業高校系の就職セミナーを開催して、建設業界の魅力や資格取得の重要性をPRするほか、大学や専門学校、業界関係の企業訪問など忙しい毎日を送る。

周郷校長

同社への入社の動機は、東京ドームでアルバイトをしていた時にインショップの店長を任され、新人指導を通じ部下を育てる面白さを知ったこと。「難しさはあるが生涯の仕事としてのやり甲斐を感じて…」と、同社を受験、この道に進んだ。現在の肩書きは、一方では厳格さも求められる職責を伴う学校長。「ぼくの性分からすると、営業課長の方がしっくり来るんですがね。でもなった以上は全力で」と、重責を噛み締める。

今月14日に鹿児島で開催される若手建築士・学生による懇話会&交流会「アーキズムかごしま」の開催は、周郷学校長にとって願ったりかなったりのイベント。鹿児島出身の若手建築家2人が発起人になっての一大イベントで「なんとしても成功させたい」と、協力関係にある大学、専門学校、工業高校とタイアップを図るなど成功に向けての準備にも余念がない。

更新日:2015年12月

お知らせ

    CPDS・CPD認定講習会

    新聞購読お申し込み メルマガお申し込み

    KISS-WEB会員情報を無料で
    お試しいただけます

    無料体験申込

    デモはこちらから↓

    KISS-WEB会員情報デモ版

    PR情報

    アンケート調査