西之表港洲之崎 公有水面埋立
国と県 手続き完了
国土交通省九州地方整備局と県が施行する西之表港洲之崎地区複合一貫輸送ターミナル整備事業で、公有水面埋め立てに向けた手続きが完了したことが分かった。面積は5万6167.17㎡(国4662.6㎡、県5万1504.57㎡)。直轄では耐震岸壁の築造等、県は背後地のふ頭用地を造成する。まずは、2024年度から埋立区域内にある既設の灯台を含む洲之崎防波堤(120m)を撤去する。
国が担当する耐震強化岸壁の水深は7.5m、延長は210m。このほか、泊地(水深7.5m)は1.3ha、臨港道路は800mで、埋め立てに係る工期は3年8カ月を見込む。
環境調査では埋立計画地や周辺から希少生物「ハナサンゴモドキ」の群体を発見したことから、環境保全措置に基づく移植等の対応完了後に現地着手する。