経産省　中堅・中小企業の成長支援策

上限５０億　３年で総額３０００億

経済産業省は、中小企業等が計画する工場などの拠点新設や大規模な設備投資を支援する。予算額は３年で総額3000億円（2023年度補正予算は1000億円）を盛り込み、中堅・中小企業の成長を後押し。主な要件は、持続的な賃上げを目的とした工場の建設などで、上限額50億円（補助率1/3以内）の大型補助額となる。１次公募の申請は４月30日まで。大規模な工場建設等は、本県でも県が新たな産業用地確保に向け可能性調査に着手する計画で、10ha以上のまとまった土地を対象に候補地の選定を目指している。

補助の対象は、常時使用する従業員の数が2000人以下の会社または個人。補助の要件は①投資額10億円以上（参加者の中で投資額５億円以上の中堅・中小企業を１者以上含む10者以下の共同申請も可能）②事業終了後３年間の従業員・役員１人当たり給与支給総額の年平均上昇率が、実施場所都道府県の直近５年間の最低賃金年平均上昇率以上を達成すること－。