鹿児島市 第2期自転車走行NW素案
10年間で18㎞拡大へ
鹿児島市は、第2期自転車走行ネットワーク整備計画(素案)で最終年度の2033年度までに約18㎞を整備する目標を設定した。計画期間は24年度から10年間。対象地域は、バリアフリー重点整備地区で利用者の安全な通行環境の確保やシェアサイクルを推進するため、既存整備区域の一部拡大と新たに谷山エリアを追加した。
施策の変化をみると、国は23年度、改正道路交通法を施行。全ての自転車利用者に対する乗車用ヘルメット着用の努力義務化や一定の要件を満たす電動キックボードが「特定小型原動機付自転車」として自転車と同様の空間を通行することになるなど、新たな交通ルールが適用される。
また、同市では第3次交通バリアフリー基本構想(22年3月策定)に基づき、重点整備地区(中央、鴨池、谷山)の生活関連道路等で歩道の段差解消や視覚障害者誘導用ブロック設置等を進めており、自転車走行空間の整備により歩行者と自転車の適切な分離を図る必要がある。