鹿児島国道事務所 能登地震TEC報告
備えの重要性共有
九州地方整備局鹿児島国道事務所は19日、鹿児島市の同事務所でTEC-FORCEの活動報告会を行った。1月に発生した能登半島地震による災害復旧支援のため派遣された隊員が現地の様子を伝え、備えの重要性を共有した。
道路の状況調査や給水支援のため、石川県輪島市などに入った隊員。派遣期間や活動内容の異なる4班が、被災状況や活動を説明した。1月12日から第1班として派遣された増尾明彦事業対策官は「各道路の通行可能調査に尽力した」と述べ「後続隊への引き継ぎなど情報共有の重要性を実感した」と話した。
2月に活動した2、3班も学びを報告。佐藤博信工務課長は「アプリを使った隊員間の連携は有効だった」と振り返り、森崎考史管理第二課長は「滞在先から現地に向かうまでに住宅などの深刻な被害を目にした」と広域での被害だったことを伝えた。