続 コストダウンの山田君
2/18

計測と分析は連続して行う必要があるため、分析装置は原子炉建屋内の一角に置かれ、 山田たちはそこで分析作業を行うことにな■た。 つまり、朝8時から夜9時まで、時には徹夜で原発内に居続けるというわけであ■た。 これだけの⾧期・⾧時間、被曝の危険に身を晒(さら)し続けることは、当時でも違法 と言えた。違法な作業を防ぐため、原発内には警備会社の警備員が常駐し、危険度の応じて 4エリアに分けられている区画の入退室の制限を行■ていた。

元のページ  ../index.html#2

このブックを見る