県ドローン実証実験補助
採択事業者 森建設の共同事業体に
ドローンのレベル4飛行(有人地帯での目視外飛行)実現に向けた制度改正等の動きが進む中、県が募集していた「地域課題解決型ドローン実証実験補助金」の採択事業者に、森建設(森義大社長、鹿屋市)を代表企業とするコンソーシアムが選ばれた。瀬戸内町やANAホールディングス、双日九州などと連携し、加計呂麻島でドローンを活用した物資輸送の可能性を検証する。
採択されたのは「ID(いつでもどこでも)プロジェクト」と称した共同事業体。加計呂麻島(瀬戸内町)の集落内に設けた離着陸場からドローンを運航し、エーコープ瀬戸内店の商品を配送する。運航効率が低下しないよう、復路も活用して島の農林水産物等を輸送する計画で、移動が困難な地域住民の買い物ニーズに対応し、災害発生時の緊急物資輸送の可能性も探る。