県、第4回発注見通し
平準化 ゼロ県239件、繰越55件
県は25日、2021年度の第4回公共工事等発注見通し(4日時点)を公表した。件数は前年度比29.4%(270件)増の1188件。平準化の取り組みとして、ゼロ県債239件、繰越し分55件を見込み、豪雨災害の査定が進んだため、北薩管内96件、姶良・伊佐管内55件など156件を発注する。
背景には、12月補正予算で公共事業327億3000万円(追加提案分)の計上やゼロ県債51億5636万円を設定。また、全体で130億2300万円を次年度に繰り越す。
このうち、7月豪雨等の災害復旧で河川等(23億4134万円)では172カ所を持ち越した。また、豪雨災害の査定は12月末現在で340件(決定額54億100万円)が完了。
ゼロ県債のうち県単河川等防災は、掘削工や寄洲除去など108件を出水期までに終えたい考え。