ポート・オブ・ザ・イヤー2021
川内港に決定

地域の話題づくりや物流の拠点として経済を支える港に贈る、日本港湾協会(東京)の「ポート・オブ・ザ・イヤー2021」に、薩摩川内市の川内港がこのほど選ばれた。官民一体となって、みなとの元気を創出する取り組みなどが評価された。
ポート・オブ・ザ・イヤーは同協会が03年から毎年実施。同協会発行の情報誌「港湾」の読者などによる投票で、全国で最も優れた港湾として選ばれた。
同港は、19年に長期構想を策定したあと、同港地域活性化協議会を官民連携で発足し、輸出入強化など港の機能を強化。また、近隣の自治体と広域連携による集荷促進を図るため、官民による薩摩國広域輸出促進協議会設立など、林産品輸出拡大に向け、川上から川下まで一体となった取り組みを実施している。整備関連では大型船による効率的かつ経済的な木材輸出を行うための岸壁整備に向けて、21年には国際物流ターミナル整備事業が国土交通省の新規事業として採択された。