総合評価 賃上げ項目を新たに設定
中小企業1・5%以上で加点
国土交通省九州地方整備局は、総合評価方式において調達を行う、工事等の評価項目に「賃上げに関する項目」を新たに設け、実施した企業に加点を行う。対象は4月1日以降に契約を締結する工事、業務、物品、役務。加点評価は従業員に対する目標値(大企業3%、中小企業は1.5%)以上で、実績確認等は事業年度または暦年の終了後、決算書等で達成状況を確認し、未達の場合はその後の国の調達において、入札時に加点した割合より大きく減点する。(3面に関連記事)
背景には、4月1日以降に契約を締結する総合評価方式による全ての調達の加点措置について昨年12月に本省から通知があり、同局でも同様の取り組みをすることを今回公表。ただし、4月以降に契約を締結する予定であっても、既に公告を行っているなどの事情があるものは対象外とする。