川内川直轄河川改修の変更・追加
菱刈・栗野 高水敷掘削で

九州地方整備局川内川河川事務所は、直轄河川改修事業の内容を更新する。追加の地質調査などから対策手法等を変更・追加。菱刈や栗野地区等では高水敷掘削に変更することで、既設護岸の撤去および再構築を実施する。また、堤防質的強化は約19㎞、船間島地区では耐震対策として地盤改良を追加。これらの対策に伴い事業費は約232億円の増額が必要となる。
地区別でみると、菱刈地区や栗野地区および羽月川では、16年7月規模の洪水を安全に流下させるため、国土強靭化の取り組みにより、河道掘削を進めているがボーリング調査を実施した結果、河床にシラス層が存在していることが分かった。
対策として、掘削の形状を河床掘削から高水敷掘削に変更。詳細設計を実施した結果、掘削量が約15万m3増加する。