県立鴨池庭球場の移設問題

2025年12月08日更新
県立鴨池庭球場の移設問題

鹿児島市で費用負担を/現施設の規模・機能が前提

県立鴨池庭球場の移設問題が持ち上がった。鹿児島市がサッカー等スタジアムの候補地としてためで、県は移設費等について鹿児島市側が負担してほしいと考えている。また、現施設の同程度の規模・機能が基本となることも明らかにした。8日、柴立鉄平議員(自民党、鹿児島市・郡区)の一般質問に桑代毅彦観光・文化スポーツ部長が明らかにした。

 現施設は、鹿児島国体の開催に向け2018年にハードコート16面やクラブハウス、ナイター施設等を県が整備。敷地面積は約1万7700㎡(市有地)。

 他県の事例から1・5万人収容規模のスタジアムは敷地面積が約2・2万㎡(長野市)~約2・7万㎡(北九州市)。周辺の通路等を活用して敷地を確保したいと考えている同市では改変による既存施設への影響についても検証する。

 地頭所恵教育長は「移設する場合は同程度の規模や機能が基本となるのではないかと考えている」と答弁。

 桑代部長は「文化公園に整備できるかが課題。鹿児島市が行う調査結果を待つ必要がある。また、施設の解体や整備により施設が利用できなくなる期間がないように配慮したいと聞いている」と話した。

 柴立議員は「もし移設となった場合は、鹿児島国体で桜島の降灰の影響で数時間、試合が中断した。インドアコートを複数面整備しほしい」と提案した。

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