礎-5021-
2025年10月30日号(13面に掲載)
一騎当千に勝るものなし
「刀剣・茶器などの名品は持たず。しかし一朝事一命を捨てる家臣が500騎はいる。これが私の名器です」。秀吉が自分の秘蔵しているさまざまな物品を自慢した上で家康殿は何をお持ちかと尋ねられて答えたのがこの言葉であった。
例えば現代でもいえることは、会社が大きくなれば当然それに相応しい社屋を建てる。これも競合に勝つための戦略でもある。ところがつい背伸びのし過ぎが命取りとなって倒産するケースが多々ある。やはり大事なことは会社のためなら命を惜しまない一騎当千の社員を一人でも多く抱えておくことが大切なのではないだろうか。

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