建協種子島支部×熊毛支庁農林水産部 意見交換

2025年10月31日号(3面に掲載)
建協種子島支部×熊毛支庁農林水産部 意見交換

島内の人手不足協議

県建設業協会種子島支部(藤田護支部長)は29日、西之表市の種子島建設会館で県熊毛支庁農林水産部農村整備課と意見交換会を行った。支部からは神崎壽丸副支部長(種子島建設)ら28人が、農村整備課側は高橋宏享課長ら6人が出席。担い手不足が進む島内でどうやって工事を推進するかを語ったほか、制度上の問題についても協議した。

 馬毛島での基地整備の影響もあって、島内の技術者や作業員は不足している。遠隔地から労働者を確保するためにも、事業者からは「連れ越し費の積み上げ計上をお願いしたい」との声が挙がった。行政からは「関係する他部門などの動向も注視しながら、対応していきたい」と回答した。

 共通仕様書や施工管理基準については、統一に向けた動きはあるものの現場からは「担当者が部署別の差異を踏まえた対応をしているのが実態」との声が寄せられた。県の担当者は「国が策定したものに準じて進めているが、制度上難しい部分もある」と現況が伝えられた。

 このほか、ほ場整備等の施工や設計の考え方などについても受発注者は意見を交わした。高橋課長は「県としても現場の安全や担い手の育成、適正な発注環境の整備に向けて受注者との連携を大切にしたい」と話し、神崎副支部長は「これからも島内の建設業者が使命や役割を果たすため、課題解決に向けて知恵を出し合える関係を築いていきたい」と力を込めた。

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