県溶接技術競技会
2025年10月29日号(5面に掲載)
火花散らし上位競う
県溶接協会(山下健次会長)が主催する第62回県溶接技術競技会が26日、鹿児島市のポリテクセンター鹿児島であった。アーク溶接と半自動溶接の2部門に7社21人が出場。全国や九州大会への出場をかけ、参加者は日ごろ磨いた技術を発揮するべく熱い火花を散らした。
大会は、アーク溶接の部に5社10人、半自動溶接の部に6社11人が出場。団体には4社5チームがエントリーした。
競技は、作業前点検を経て、開先加工や溶接作業に着手。審査員は、作業時の不安全行為の有無をはじめ、提出された競技材の外観をチェックした。後日、放射線透過や曲げ試験を行い、総得点800点満点で採点する。
山下会長(マツオ)は「大会を通じて出場者同士のレベルアップが図られたら。地域業界の活性化に向け、今後も若者や女性を含む技術者増加にも取り組みたい」と語った。
入賞者(個人2部門、団体の部)は、2026年1月末に発表予定。個人の上位は、5月に県で開催される九州・沖縄地区大会、10月の全国大会(北海道)の出場権を得る。

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