技術講演会を実施
2025年10月29日号(4面に掲載)
最新の災害リスク学ぶ/県地質調査業協会
県地質調査業協会(川邊信也理事長)は24日、鹿児島市のホテル自治会館で第39回技術講演会を開いた。
県や市町村職員、民間の建設技術者ら120人が参加。専門家による見解や最新の情報などを学んだ。
今回の講演テーマは「鹿児島の地質と地震・火山について」。鹿児島大学学術研究院理工学域理学系の小林励司准教授は「鹿児島県の地震災害」と題し、地震の基礎知識や高齢化地域の耐震化といった課題について紹介。
火山・地球内部研究センターの羽生毅グループリーダーは海洋研究の最前線から、鬼界カルデラの火山活動に関する最新の研究成果を説明した。
川邊理事長(九大地質コンサルタント)は「県内においても地震や火山活動が多発しており、災害リスクの情報を得ることは急務である」と述べた上で「本講演が新たな気付きや学びをもたらす機会になってほしい」と語った。

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